2012.8.3(金)〜4(土) 第4回 里山里海宿泊体験!
アカテガニは大潮で満潮の日暮れ時に、普段暮らしている湿った森から海辺へと移動し、海へ卵を放す森と海を行き来する生きものです。特徴的な赤いハサミと甲羅の「ニコちゃんマーク」に愛嬌があり、子どもたちには大人気であります。
まずは、スノーケル、マスク、足ひれの使い方をマスターしないと、海中観察できません。スノーケルを使った呼吸方法が一番のポイントです。鼻呼吸はしないで、口呼吸をマスターしないと… これが以外や以外、ムズカシイのであります。悪戦苦闘しながらも出来るようになりました。 海の中は、ワンダーランド。日常の世界とはちょっと違っていて、独特の雰囲気があります。伸びたホンダワラ類の海藻は、生い茂る木々のようにも見え、海の中にも森が広がっているようです。魚たちがあっちにもこっちにも。まるで蝶やトンボのようにも見えたり、全くそうでなかったり。
海の透明度はいまひとつではありましたが、たくさんの生きものを見つけることができました。この生きものを育む海は、森とつながっているということを、今回の活動で感じてもらえたらいいなぁ。
1~3年生はライフジャケットを装着し、磯の生き物観察&海あそびへ。初めての海遊びというキッズレンジャーもいて、おっかなビックリの様子は、最初だけ?だったようです。
まずは浅めの場所で足からすこしずつ入っていきました。はじめは海水浴のような感じでしたが、1人が生きものを見つけると、みんな岩と岩の隙間にいるヤドカリを捕まえたり、木道の足場に隠れるカニを捕まえたり、生きもの探しに夢中になりました(^_^)
1時間ほどして、次の場所に移動です。今度はもう少し深くて、磯っぽいところです。海の中に作られた6角形の足場をわたっていくと、岩のトンネルも…
場所を移してもみんなの興味は生きもの探し(^_^) ウミウシやアメフラシ、ヤドカリ、カニなどたくさんの生きものを探して、ペットボトルで作った特製?の観察箱に入れました。最後に、みんなで「こんなの捕まえたよ!」と発表会をしました。
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海岸を歩いてみると・・・・何かを見つけました。
大好きな生きものを守るために、私にできることを考え、実行する。大切なことは何でしょうか。答えは一人ひとりのハートの中にあります。
約1時間の作業でしたが、キッズレンジャーのガンバリのお陰で、森は風とおしが良くなり、スッキリとしました。ここを、ゆめたね☆キッズレンジャーの能登での活動拠点にできたらいいね。
汗でベトベトになった後は、真脇温泉につかって、サッパリしました。お腹がペコペコ。お弁当もペロリ。
この二日間の体験をふりかえります。何を感じたかな?どんなことに気がついたでしょうか?グループの中で話し、それから、全体の中でも話しをしてもらいました。
帰路につきます。バスの中はこんな感じ。お疲れさま。どんな夢をみているのかな? お父さん、お母さんのお出迎えを受け、元気に「ただいま」の声。一人でお泊まりができたことの安堵感もあってみんな、とても良い表情でした。「やって良かった。」と、思う瞬間であります。
今回の宿泊体験では、キッズレンジャーの一人ひとりの距離感が縮まったように感じました。高学年は自らすすんで小さい子を支援し、あたたかい雰囲気の中、安心できる仲間となったことがとても大きな成果だったと感じました。 (文:mochico) | ||
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