ilm20_ac01001-s.pngゆめたね☆キッズレンジャー 2011年度

 ゆめのたね(夕日寺自然体験実行委員会)がおこなっている自然体験プログラムの報告や、準備作業などの様子をブログ形式でご紹介します。

2011.9.10(土) 第4回 秋の里山キノコを探せ!

日  時:9月10日(土)10:00~15:00
会  場:夕日寺健民自然園 体験工房
参加人数:子ども22名、大人16名、計38名


 台風が来たりしてお天気がちょっと心配でしたが、当日は天気もよくて一安心(^_^) 今回のテーマはキノコ。夕日寺健民自然園の森でキノコを探し、1人1本お気に入りのキノコを見つけたら、それをスタッフが写真に撮ります。お昼ご飯を食べた後で、それをプリントして台紙に貼り、そこに特徴をかいてみんなで図鑑を作ろうというプログラムです。

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番外編:里山クラブの人たちがつくった巨大カボチャ、何Kgあるのかな?

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気持ちの良い朝なので、体験工房の軒下からスタート!

 はじめにスタッフのポテッチからお気に入りのキノコを探すことと、そのキノコの基本的な観察ポイントの説明を聞きました。グループに分かれてから、メンバーの子どもたちに「なるべく他の人と違う、自分だけのキノコを探そうね~」と小声で耳打ち(^_^) ちょっとハードルをあげておいてから、他のグループとは違うルートで出発しました。目指す集合場所は、コナラの広場。それまでの間にどのくらいのキノコが探せるかな~?

 はじめは目が慣れていないのか、なかなか見つけられずに通り過ぎる子どもたちに「足下にあるよ~」「ほら、そこにも~」と声をかけるばかりでしたが…  すこし目がなれてくるとあっちこっちから「あった~!」「キノコ見つけた!」「早く来て~」と次々に声が上がり始めました。「写真撮るからちょっとまってろ~」というスタッフを待ちきれずに採取してしまうことも(^_^; 「自然の状態の写真が撮れないよ~」というと「まだ沢山あるから大丈夫、また探すからいいよ」とたのもしい(?)返事も(^_^)

子どもたちが探したキノコ、色や形、大きさなど様々でした(^_^)
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 ちょっとむし暑かったので、汗だくになりながらもたくさんのキノコを見つけて、約1時間でコナラの広場に全員集合しました。ここで、お母さんたちにむいてもらった梨やアメちゃんで元気を補給して、一休みしてから体験工房へおりました。

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たくさんのキノコを見つけることができて、満足そうかな(^_^)

 お昼ご飯のお味噌汁だけは子どもたちがつくって、「手を合わせて、いただきます~」。キノコの炊き込みご飯とキノコと炒め物、キノコのお味噌汁とこれでもかのキノコづくし(^_^; 「ごちそうさま」した子からお昼休み。鬼ごっこや虫取りなど、元気に外に飛び出していきました(^_^)

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なかなかいい手つきでお豆腐をきっているね〜

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お味噌汁の味も決まって、たのしいお昼ご飯の時間♪

 そのあとは図鑑づくり。大人でも難しいのに、小学生にはちょっと難すぎたかもしれないキノコの同定(^_^; でも、みんな一生懸命、自分のお気に入りのキノコの写真を図鑑で調べていました。同じ図鑑を何度も何度も見返してキノコを探したり、他のグループのテーブルから違う図鑑を借りてくる子もいました。最終的にはスタッフの手を借りた場面もあったようですが、納得するまで自分のキノコについてのページを作りました。

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台紙にキノコの写真を貼って、あとは図鑑で探しますが...

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実物をみながらでも、なかなか見つからないかな?

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さすが6年生、手慣れたかんじで書いていきました

 最後にポテッチとアッキーからそれぞれ、キノコの話と里山とキノコの話を聞いて今回は解散でした。お昼に残ったキノコご飯で、お母さんたちがおにぎりを作ってくれていたので、お腹がすいた子はそれを食べて帰って行きました(^_^)

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森にキノコが必要な理由を分かってくれたかな?(^_^)

 大人でも難しいキノコの同定をしてみました。キノコの名前は間違えているかもしれないけど、図鑑を何度も何度も調べて一生懸命探して、自分の力で結果を導き出せたこと、自分なりに感じたキノコの特徴を書き込んだこと、そこに価値があるんじゃないかと思います(^_^) 森の中を歩いていると、なにげなく目にするキノコですが、キノコだけに注目して歩いてみるとたくさんの色、形、大きさ、多くの種類があることに子どもたちもビックリしていました。

(文:としちゃん)