ilm20_ac01001-s.pngゆめたね☆キッズレンジャー 2011年度

 ゆめのたね(夕日寺自然体験実行委員会)がおこなっている自然体験プログラムの報告や、準備作業などの様子をブログ形式でご紹介します。

2011.12.10(土) 第7回 クリスマスリースを作ろう


日時:2011年12月10日(日)10:00〜15:00
会場:夕日寺健民自然園 体験工房
参加者:子ども19名、大人17名、計36名

 季節は秋から冬へと移り変わり、年末の忙しい頃となりました。遅かった紅葉が夕日寺の里山にも訪れました。

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紅葉の美しい赤色が、目に染み込みます

 今回のゆめたね☆キッズレンジャーのプログラムは、里山の素材を使ってクリスマスリース作りです。
 午前中は土台になるクズのツルを採りに行き、その途中でリースの飾りになる素材も集めました。ツルを丸めて、リースの土台のリングまで作って、昼食タイム。午後からは、体験工房でリースの仕上げをしました。

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長靴を履いたり、カッパを着たり、準備万端(^_^)

 朝の挨拶の後、それぞれに準備をします。これまで何回も里山を体験している子供たちは、あっという間に出発OKです。

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途中で黄色いガマズミの実を採取しました

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柿の実は、リースにはちょっと(^_^; でも食べると甘かった(^_^)

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この時期にしてはお天気恵まれ、日差しの中、クズと格闘です

「取ったクズのツルの長さの競争をするよ」と、ちょっとゲーム性を取り入れました。すると、みんな真剣(^_^) 長いツルを一生懸命引っ張っています。何人かで、「よいしょ、こらしょ、どっこいしょ」と懐かしい掛け声で力を合わせていました。
 途中で切れたり、短かったり、同じ株の右・左だったりと気に入ったツルは簡単に手に入りません。根っ子を探し、追っていくと、いつの間にか道が出来て登り切ってしまいました。

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クズの中の生い茂る中を上へ、上へと登って行くと...

 たどり着いた所は、芝生広場のトイレの裏側でした。でもその手には、しっかりとクズが握りしめられていました。大きな収穫です。そして、クズのはびこる土手登りを身をもって体験してきました。プチ探検気分かな!!

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う~、参った~

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それぞれ採ったクズのツルの長さを測りました、さて結果は...?


 ふれあいセンターの前で長さを測りました。長い物は8m近くあり、生命力の強さに驚くとともに、里山の現状を改めて実感しました。

 この後は、リースの土台作りです。体験工房に戻り、クズを丸めて針金で止めていきます。

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6年生はさすがに上手、ツルを丸めて針金でとめて出来上がり(^_^)

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女の子も手伝ってもらいながら、自分のリースを頑張って作りました

 クズ取りに頑張ったので、土台作りはリラックスタイムの様でした。リーダーに聞きながら、次々と完成していきます。
 そして、お昼ご飯です。今回は、クリスマスと言う事で、「七面鳥の丸焼き?」ではなく、ニワトリのモモ肉です。今回のお昼時間も、お母さん方の協力で美味しくで、楽しい時間になりました。

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U字溝で炭をおこして、モモ肉を焼きました

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がぶり! この時間が、大好きです

 お昼ごはんを食べ終わり、少し遊んだ後、いよいよリースの飾り付けです。
 その前に、リースの意味や歴史、取り付ける飾りの説明を聞きました。難しかったかな? でも、ちょっとでも覚えていてくれれば、それでOKです。

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ツルの土台に飾りを付けていきます、工作の時間は楽しいね

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たくさん材料があったので、お昼ご飯を作ってくれたお母さんたちにも参加してもらいました

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心を込めて作ったリースです、どんなリースができるかな?(^_^)

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それぞれが思いを込めてリースを完成させました(^_^)v

 振り返りの時、司会のぐっちゃんにトラブル発生。大きな声が出なくなったのです。とその時、6年生の一人がサッと立ち上がり、かわりに司会をしてくれました。人を思う気持ちと、みんなをまとめる力。彼らは確実に成長しています。

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自ら手を上げて司会の代役をしてくれました、堂々と司会をする6年生

 ゆめたね☆キッズレンジャーの活動も、2011年はこれで終わりです。次回は年がかわり、2012年の冬のプログラムが始まります。雪の中の活動も楽しみです。何して遊ぼうかな!!

(写真:としちゃん 文:ポテッチ)