ilm20_ac01001-s.pngゆめたね☆キッズレンジャー 2011年度

 ゆめのたね(夕日寺自然体験実行委員会)がおこなっている自然体験プログラムの報告や、準備作業などの様子をブログ形式でご紹介します。

2011.10.8(土) 第5回 オオムラサキ舞う里山を取り戻そう

日  時:10月8日(土)10:00~15:00
会  場:夕日寺健民自然園 ふれあいセンター・体験工房
参加人数:子ども22名、大人15名、計37名

 今日は天気も良く、キッズレンジャー日和(?)でした(^_^) ふれあいセンター集合でしたが、集合時間近くになってもなかなか集まらない… 「どうしたのかな?」と思ったら、途中にある栗の木の下で栗拾い(栗落とし?)に夢中になっていました(^_^;

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交代で栗の木に登り、枝を揺らして栗を落としていました

 今回はオオムラサキについて、ちょっといつもよりアカデミックな感じでスタート(^_^) まずは、オオムラサキの幼虫が必要とするエノキ探しゲーム。
 ふれあいセンター横の大きなエノキを教えてあげ、それをよく観察したら、自然園の中にあるエノキを探しにいく。エノキを見つけたら、アッキーに報告にして当たっているかどうかを教えてもらう… というもの。グループごとの行動でどのグループが一番たくさんエノキを見つけることができるか?競走しました。

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まずはふれあいセンター横のエノキ、葉っぱの形や幹の模様を憶えてスタート!

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エノキを見つけたら、アッキーに報告、見つけたのはエノキかな?

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低学年グループも高学年グループに負けじとたくさん探しました

 初め、木に「エノキ」という札がついているものばかりを「見つけた!」といっていましたが(^_^; 次第に葉の形や実が付いていることなどが頭に入って、札のない木も「これはエノキだ!」といって探せるようなりました。
 だいたい1時間ほどで、各グループ5~7本程度のエノキをみつけました(重複しているのもありますが、やっぱり結構な数のエノキがありました)。

 そのあと、体験工房に移動して、チョウチョの輪郭だけ書かれた紙にみんなの想像する「オオムラサキ」の塗り絵。基本的にはみんな、名前どおりムラサキほぼ一色にすこし模様かな(^_^)

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みんな集中して、もくもくと色を塗っていました

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塗った後は、みんなで見せ合いました、やっぱり個性が出ますね(^_^)

 お昼ご飯をたべてからは、いつもどうりのお昼休み。声は聞こえるものの姿はみえず(^_^; みんな元気に自然園の中で遊びまわっていました。

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メニューはダッチオーブンでつくったポトフ、炭火で焼いた鶏肉と焼きおにぎり

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おかわりはジャンケンで勝った子から好きなのをとっていきました

 お昼休みが終わると、ふれあいセンターで松枝さんにオオムラサキの標本を見せてもらったり、生態についてのちょっと詳しい説明を受けました。松枝さんがちょっとコワイのもあったかもしれないけど(^_^; それ以上に魅力的な松枝さんの説明に子どもたちも引き込まれて、みんな真剣に聞いていました。

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オオムラサキの標本を見せてもらったり詳しい説明をしていただきました

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子どもたちも真剣な眼差しで説明を聞いていました

 そして今日の最後はエノキを苗を各グループ1株ずつ植樹し、グループごとに自分達の名前を書いたプレートを付けました。そのあと、振り返り・分かち合いをして終了。3時のおやつの焼き芋をもらって、解散しました。

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植樹するエノキにつけるプレートに自分達の名前をかきました

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植樹のやり方をアッキーに教えてもらい...

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みんな立派に植えることができました!プレートとバッチリ(^_^)v

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お昼に使った炭火でお母さんたちがつくってくれた焼き芋 おいしそ〜

 さがしてみると、けっこうたくさんあるエノキ。エノキだけたくさんあってもダメなのかもしれないが、今回植樹した苗が生長して、大きくなる頃には夕日寺健民自然園でたくさんのオオムラサキが見られるようになると良いなぁ(^_^)
 今回、いつも人の後ろについてあまり前に出たがらない子が、エノキ探しでは先頭になってグループを引っ張ってくれました。エノキ探しは彼の琴線に触れる何かがあったのかな?

(文:としちゃん)